2021年10月27日

 

富士石油株式会社(以下「当社」)は、BCP(事業継続計画)訓練としてコロナ禍における首都直下地震を想定した初動対応訓練と、東京本社における災害発生後の社員への帰宅支援に関するワークショップ訓練を実施しましたので、お知らせします。

 

当社は、大規模災害の発生時においても、被災地域での早期の供給再開を実現し、エネルギーの安定供給を確保できるようBCPを策定し、訓練等を通じた継続的な改善に取り組んでおります。本年度は昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、WEB会議システムを活用した訓練を実施しました。

 

初動対応訓練では、東京本社社員の80%が在宅勤務を行っている中で首都直下地震が発生したとの想定のもと、対策本部の立ち上げや社員の安否確認、被害状況の確認などの初動対応をリモート環境下で実施いたしました。本年度の訓練においては、昨年度のBCP訓練で抽出された課題への対応とその検証を行うとともに、新たな非開示シナリオを盛り込む等訓練の過酷度を上げることで、WEB会議システムを使用した対策本部運営の練度向上を図りました。

また、ワークショップ訓練では、初動対応訓練と同じく首都直下型地震を想定し、東京本社において業務上必要不可欠な人員数を確保しつつ、それ以外の人員を安全に帰宅させることを目的として、徒歩帰宅者の選定や帰宅ルートの提供等の対応について確認しました。

 

今回の訓練で明確化した課題については、社内で共有・検討し解決を図るとともに、今後も定期的な訓練・社内教育の実施により、BCPの不断の見直し・改善に取り組んでまいります。

 

 

 

 

                    【訓練の概要】

  日時

初動対応訓練

2021年10月25日(月)   10:00~11:30

ワークショップ訓練

2021年10月11日(月)   13:00~14:30 

本部設置場所 リモート(オンライン)にて設置

  参加者

初動対応訓練

計67名

  1. 山本社長、八木袖ケ浦製油所長
  2. 全社BCP対策本部事務局員及び各班員 17名
  3. 袖ケ浦BCP対策本部事務局員及び各班員 48名

※安否確認システム訓練を522名に実施

ワークショップ訓練

計10名

 目的
  • リモート環境下におけるBCPの実効性評価
  • 全社方針であるBCP基本計画書の実効性評価、改善
  • 各班別のBCP行動計画書の実効性評価、改善

   内容

初動対応訓練

  • コロナ禍において首都直下地震が平日午前10時に発生したという想定のもと、BCPを発動し、対策本部・各班をリモート(オンライン)にて設置。
  • BCPに則り、各班が安否・被害状況の収集等をリアルタイムで実施し、WEB会議システムを通じて対策本部へ報告。
  • 安否確認システムを使用し、実際に社員の安否の集計作業を実施。

ワークショップ訓練

  • 東京本社における災害発生後の徒歩帰宅者の選定と、徒歩帰宅者への帰宅ルートの提供等に関するワークショップ形式の訓練を実施。

                                                                                                 

                                                                                                                                              以 上       

                                   

         【訓練(WEB会議)の様子】